ウッドバーニング担当へのインタビュー(前編)

こんにちは、Kです。

ウッドバーニング担当の方と仲良くなりまして、いろいろお話を伺うことができたので、本日はそちらのインタビューについて書きます。

少し長くなりましたので、前編と後編に分けます。

本日は前編です。


1. ウッドバーニングはいつから始めましたか?

今使っているバーニングペンは、2024年の7月から使い始めました。それまでは、木に描きつけるペンははんだごてを使っていたんです。
はんだごてでは、持ち手からペン先までが遠く、ふらつく手元で描いていました。
ですが、このバーニングペンになってから、手元を安定させられる上に、ペン先が細いものになったので、細かい描写にもトライできるようになりました。

2. やってみようと思ったきっかけは何ですか?

それが、自分から「こういうことやりたいです!」と申し出たわけではないんです。
確か2023年末頃でしょうか、突然はんだごてと木材を用意いただいて「木工作品に焼き付けられないかと考えているので、まずはこれで練習をしてみてください」と説明を受けて。
戸惑ったまま、ひとまずは文字や数字、少しワンポイントになれそうなマークを練習していました。
それから、お家の形になった一輪挿しに「家っぽい感じで」と描くようになって。始めてしばらくは、そのお家型一輪挿しが多かった記憶です。
バーニングペンを初めて使う時も、まずは練習をしました。ペン先を替えられるものなので、自分の描きやすいタイプを見つけて、今もそのペン先のまま描いていってます。

 

3. どんなデザインにするかは、どうやって考えていますか?

この段階が一番大変なんです。
と言うのも、焼き付ける前の作品を渡される時に、明確なテーマや方向性が決まっていることがあまり無いんです。
自由に考えられる…という反面、何を描いたら良いのか悪いのか、どんな仕上がりを想定しているのか…自分の脳内で毎回会議が始まります。
大まかでも「これはこういう用途の作品に」とか「こんな雰囲気で」とかのイメージが共有されると、私の中でもデザイン案が広がって助かっていますね。
「この辺りをぐるっと円形で囲むように」といただいた時は、その木材の形と雰囲気に沿うように、ボタニカル・アニマル・自然派なイメージで考えたり。
「花や植物のイメージで、この4箇所に」といただいた時は、4面あるのならと春夏秋冬の景色を描いたり。
「昭和の筆箱」といただいた時は、さすがに自分の中に昭和の引き出しも筆箱の引き出しも無くて…、悩んだ末に大正デザインから和柄を取り入れようとなりました。

4. 作っていて楽しいと感じるのはどんなときですか?

ざっくりとしたラフ案が決まれば、そこからの焼き付けていく時間は楽しいです。
木のあたたかい色合いに、思い描いていたものが強く濃く描き出されていく様は、嬉しさも感じつつ「早く仕上がりを見たい」とワクワクしていきます。
早く見られるかどうかは、自分のペース次第でしかないので、自分自身が頑張るしかないんですけどね。


前編はここまでです。

後編もお楽しみに!!

後編はこちら≫

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