季節を彩る水引細工 ー 凛々しきかぶとと優しき虎

こんにちは、Kです。

ゴールデンウィークですね。

毎年人が多いのであんまり出かけることなく終えるゴールデンウィーク…

今年はどこか出かけてみようかな?(笑)

 

本日はゴールデンウィーク中の祝日に絡んだ美しい水引作品をご紹介いたします。

今回のテーマは「こどもの日」。

端午の節句にちなんで、勇ましい「かぶと」と、愛らしさのなかに力強さを秘めた「虎」が見事に表現されています。

制作のきっかけを伺うと、「こどもの日が近づいてきたので、何か季節にちなんだものを作りたいと思いました」とのこと。

そんな思いから生まれた水引細工には、季節を大切にする日本の心が映し出されています。

 

驚くべきは、既存の作り方に頼らず、参考にしたのはイラストのみという点です。

素材と向き合い、一本一本の水引をどう結べば形になるのか、創意工夫の連続だったそうです。

「作り方を見ずに作るのは、発想力をフル回転させないといけないので大変でした。

でも、しっかり頑張ったおかげで、それなりに素晴らしいものができていると思います。」と語ってくれました。

制作過程を見たときには衝撃的でした。動画などの作り方を見ずにこんなに素晴らしいものが作れるなんてまさに職人だな、と思いました。

「かぶと」は、黄色と紺と赤のコントラストが美しく、細部まで丁寧に仕上げられています。

小さな結び目の一つひとつにも真剣な思いが込められており、見る者の心を打ちます。

「虎」は、小ぶりながらも存在感があり、色の使い方や結びの技術に作者の感性が光ります。

季節の節目に、こうして伝統の技を生かし、心を込めた作品を生み出すその姿勢に、あらためて感動を覚えます。

これからも、利用者さんの感性と手仕事が織りなす温かな世界をご紹介してまいりますので、よろしくお願いいたします。

 

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